昭和38年、父、井戸久秋を師と仰ぎ約十年に渡り修行する。眼鏡造りに没頭し非常に複雑で、数多くの行程を一人でこなす井戸 多美男の職人技はメタル職人の中でも突出した存在であり、非常に完成度の高い物となっている。
井戸多美男氏は、メタル職人の中でも、繊細で器用さを描き出した存在である。メタルとセルのコンビ枠や一山セル巻きなど古く新しく挑戦していく姿、挑戦者と一癖さを感じさせる器用さがある。イメージで言うならば穏やかにウェーブがかかったヘアーラインであったり、ゆるやかな川の流れであったり、細かい曲線を思い浮かべます。
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