伝統的な製法、素材をこよなく愛する眼鏡職人
恒眸作

手造り職人山崎恒眸(こうぼう)氏によるメタルフレーム。 素材は、サンプラチナ材・セルロイドを使用。 左右非対称丁番という伝統的構造を継承しています。更に、最終工程における研磨技術など 量産品とはまったく異なる風合いを醸し出しています。


サンプラチナ

●素材(金属)
恒眸作の最大の特徴は、今日ほとんど使われなくなったサンプラチナ材(通 称サンピー)のみを使用。このサンプラチナ材とは、昭和2年に開発され身体の親和性に特に優れた素材である。私たちの身近なものでは、歯科用、外科用など直接体に接触する装身具用として使用されており皮膚は勿論、口腔内、人体に無害である。
又、耐食性にもっとも貢献するクロムを13%以上配合しておりこれにより長期間の大気中に放置しても変色、腐食せず汗、整髪料にも錆びることのないものである。万が一変色しても配合されている特殊元素の影響で表面 は銀白色で留まり変色したことによって生まれる光沢はむしろ喜ばれている。人間がもっとも好むとされる軟らかい白金色に似た色彩 を放つこのサンプラチナは彼の卓越した手作り技術を生かすには必要不可欠なものである 。


セルロイド

●素材(樹脂)
現在ではほとんど見かけなくなったセルロイドを使用。可燃性が高く扱いが困難なことから敬遠されてはいるが、時間の経過に比例して硬くなり変形が少なくなるメリットがある。恒眸作では三年以上寝かせた良質のセルロイドのみを使用、変形や縮みなどはなく、何度も手磨くすることにより鼈甲にも通 じる独特の魅力が出てくる。


左右非対称蝶番

●機能
左右非対称蝶番というのもまた伝統的構造の特徴である。一般的に蝶番ネジと言うものは、上部の一方から締めるものだが、この西遊非対称蝶番はネジの緩む方向に回転する右テンプルネジを下部から締めることにより開時には左右とも常に閉まる方向に回転し、今まで緩みやすかった右テンプルネジの緩み防止となる 。


ブランド名入り恒眸作鼻パット

●仕上げ(手仕事)
最終工程における研磨技術がもっとも重要になります。サンプラチナの奥深い光沢を出すまでに3倍以上の時間をかけて一本一本丹念に磨き上げます 。




父、恒幸と同じ眼鏡職人を目指し職人の道を歩み始め、三十年以上のキャリアの中であらゆる眼鏡造りを経験。その恒眸氏がサンプラチナという昔ながらの素材を用い、伝統的な製法を継承し、現代的なデザインで造り上げたのが恒眸作です。サンプラチナを加工できる職人は希少になりつつありますが、屈指の技術力を確立させながらも「死ぬ まで勉強」と、物作りへの真摯な姿勢をくずさない努力家でもあります。


恒眸作は、メタル職人の中でも一本気で頑な存在です。それは武骨で荒々しい堅さではなく、静かながらもまっすぐな魅力を感じさせます。イメージで言うと線が交錯しない平行感をもったもの、とても細かいが長くまっすぐ伸びた線が眼鏡の背景に浮かびます。


恒眸作眼鏡枠図











恒眸作眼鏡枠図


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